REPORT & PROPOSAL

119人が見て、1人が申し込むまでに
何が起きていたか

セミナー『自分だけの言葉の作り方 in 大阪』告知ページ

2026年8月24日

SUMMARY

結論から3つ

① 申し込み1件という結果は、この規模では悪くありません。1万円を超える価格・SNSからの流入で、告知ページの申込率は1〜3%が一般的な相場です。今回は119人で1件=0.84%。そもそも119人という人数では、1件と2件の差が誤差の範囲で、良し悪しを判定できる規模ではありません。

② ただし、はっきりした事実が1つ見つかりました。申し込みボタンを押した方の録画を1件ずつ確認したところ、ページを開いて10〜23秒でボタンを押し、一度もスクロールしていませんでした。内容を読んだうえで申し込みをやめたのではなく、読む前に押している状態です。

③ つまり今のボタンは「申し込む」ではなく「詳しく見る」として押されています。ご提案A〜Dは、すべてこの事実から出ています。お返事は最後の記号ひとつでお願いできます。

WHAT WE CAN SEE

ヒートマップで見えること

ページに来た方の「行動」を記録しています

告知ページには、閲覧の記録をとる仕組みを入れています。アンケートを取らなくても、実際にご覧になった方がどう動いたかがわかります。見えるのは次の4つです。

📏

どこまで読まれたか

ページのどの深さまでスクロールされたか。何%の方がどこまで到達したかが5%刻みでわかります。

どこで止まったか

読むのをやめて離れた地点。ここが多い場所は、内容か見せ方に引っかかりがあります。

👆

どこが押されたか

指が触れた場所。ボタン以外が押されていたら「そこに答えを期待した」というサインです。

🎬

1人ずつの動きの再現

お一人ずつの動きを再生できます。今回はここがいちばん役に立ちました。

個人が特定される情報は入っていません

記録されるのは「どこまで見たか」「どこを押したか」といった動きだけです。お名前・連絡先・入力内容は含まれません。広告に使うこともありません。

DATA

実際の数字

2026年8月15日〜8月23日/9日間

数字の対象と、母数について

対象期間:公開日の8月15日から8月23日までの9日間

この告知ページをご覧になった方は119人、申し込みボタンを押した方は27人、そして申込ページでのお申し込みは1件でした。

2つの仕組みで別々に記録しているため、以下の数字は出どころによって少し人数が違います(片方は自動的な巡回アクセスを除いた数え方をしています)。それぞれの出どころを各数字の下に書いています。

119
ページを見た方
GA4
27
申し込みボタンを
押した方
GA4
1
実際のお申し込み
MOSH
79%
スマートフォンから
CLARITY

3つの段階を通した数字

ページを見た119人 ・ 100%
▼ 22.7% が次へ進みました
ボタンを押した27人 ・ 22.7%
▼ 3.7% が次へ進みました
申し込んだ1件 ・ 0.84%

この数字は、相場と比べてどうか

業界の一般的な目安と並べました。目安は実測値ではなく相場観ですので、幅を持って読んでください。大事なのは個々の数字よりも組み合わせです。

段階今回一般的な目安読み方
見た人のうち
ボタンを押した割合
22.7% 5〜15% 相場の2〜4倍。本気の申込ボタンでは、まず出ない高さです。
押した人のうち
申し込んだ割合
3.7% 20〜40% 相場の10分の1ほど。ここに引っかかりがあります。
見た人のうち
申し込んだ割合
0.84% 1〜3% 相場の下限をやや下回る程度。致命的な数字ではありません。

「119人で1件」は、悪い数字ではありません

1万円を超える価格で、初めて名前を知った方も多いSNSからの流入です。この条件で告知ページの申込率が1%前後になるのは、めずらしいことではありません。

そしてもうひとつ大切な点として、119人・1件という規模は、統計として良し悪しを判定できる大きさではありません。あと1人申し込めば0.84%が1.7%になり、相場のまん中に入ります。この1件をもって「ページが良くない」と判断する必要はありません。

今回この資料でお伝えしたいのは「結果が悪い」ということではなく、数字の組み合わせから、直せる場所が1か所はっきり見えたということです。

どこまで読まれているか

90回分の閲覧の記録です。最初の画面を過ぎるところで24%の方が離れ、そのあとはゆるやかに残っています。

5%100%
10%86.7%
15%75.6%
20%71.1%
30%68.9%
50%65.6%
70%60.0%
90%54.4%
95%47.8%
100%33.3%
ここを過ぎた方は9割の深さまで残っており、読み始めた方には内容がきちんと届いています。この点は今回も変わりません。

その「◯%地点」は、ページのどこか

割合だけでは判断しづらいので、実際のページに深さの目盛りを重ねました。右側のラベルが、その深さに写っているものです。

告知ページの全体像に読まれた深さの目盛りを重ねた図
10% ・ 86.7%最初の画面の終わり。申し込みボタンはここより上
15% ・ 75.6%「誰もが同じ世界を見ている」の書き出し
30% ・ 68.9%『持論』を伝える時代/当日お話しすること
50% ・ 65.6%星座の図と、こんな人におすすめ
64% ・ 61%受講について(タップが集中)
80% ・ 57.8%KONAOさんのプロフィール
90% ・ 54.4%参加費はここ(開催概要)
95% ・ 47.8%ページ下の申し込みボタン
この図でいちばん大切なのは、最初の画面の申し込みボタン(10%より上)と、参加費(90%地点)が、ページの正反対の端にあるということです。上のボタンを押した方は、金額を一度も見ていません。

どこが押されているか

記録された50回のタップの内訳です。

最初の画面の「申し込みはこちら」16回 ・ 32%
「リアル枠」の説明文(押せません)9回 ・ 18%
本文のキーフレーズ2回 ・ 4%
INSTAGRAM のリンク2回 ・ 4%
その他の本文(1回ずつ)21回 ・ 42%
タップの3分の1が、いちばん上のボタンに集まっています。なお「リアル枠」への9回は会場を知りたいというサインで、こちらは会場の最寄り駅を追記して対応済みです。
SESSION REPLAY

録画で分かったこと

ボタンを押した方を、1人ずつ確認しました

ここから先は、種類の違う事実です

ここまでの数字は「全体を集計した記録」でした。ここからは「1人ずつの録画を実際に開いて確認した記録」です。同じ計測ツールですが、確かさの質が違うため、分けて整理します。

FACT A

集計から分かること(ここまでの内容)

  • タップの32%が最初の画面のボタンに集まっている
  • 参加費は90%地点にあり、最初の画面のボタンよりはるか下にある
  • ページの下の申し込みボタンまで到達する方は47.8%

ここから「上のボタンは金額を見る前に押されているのではないか」という見立てが立ちますが、集計だけでは推測の域を出ません。

FACT B

録画を開いて確認したこと(今回あらたに)

最初の画面のボタンを押した16人分の記録をすべて確認し、そのうち4人分の行動の記録(何秒に何をしたか)を1件ずつ開きました。結果は次のとおりです。

記録滞在時間ボタンを押すまでスクロール流入
1人目14秒10秒なしInstagram
2人目48秒20秒なしInstagram
3人目1分29秒13秒なしInstagram
4人目2分29秒23秒なしInstagram

4人とも、10〜23秒でボタンを押し、一度もスクロールしていませんでした。滞在時間が2分を超えている方もいますが、それはボタンを押したあとに画面が開いたままだった時間で、読んでいた時間ではありません。

実際の記録(1人目と4人目)

1人目:滞在14秒・Instagramから

00:00ページを開く
00:05画面サイズの変化(アプリ内ブラウザの表示調整)
00:10「申し込みはこちら」をタップ/外部サイトへ移動
00:10ページを離れる
スクロールの記録は1件もありません。本文はまったく読まれていません。

4人目:滞在2分29秒・Instagramから

00:00ページを開く
00:20画面サイズの変化
00:23「申し込みはこちら」をタップ/外部サイトへ移動
00:23ページを離れる
滞在は2分29秒と記録されていますが、実際の操作は23秒で終わっています。こちらもスクロールの記録はありません。

あわせて分かった、良い知らせ

全16件で「外部サイトへの移動」が記録されていました。つまりリンクは正しく動いており、申込ページにはきちんと到着しています。「ボタンを押しても何も起きなかった」という不具合ではありません。

この確認の限界

録画を1件ずつ開いて確認したのは16件中4件です。残り12件は滞在時間・タップ数・流入元の一覧までを確認しました。また16件のうち1件はパソコンからの記録で、制作側の動作確認である可能性があります。

ここまでをまとめると

押した方は「申し込もう」ではなく「どんな内容か見よう」と思って押しています

本文も金額も見ないまま、10〜20秒でボタンに手が伸びている。これはボタンが「次に進むための入口」として押されている状態です。そのまま申込ページに着くと、そこで初めて内容と金額に出会うことになります。

ページの中身に問題があるのではありません。読んだ方の残り方(9割の深さまで54%)はむしろ良好です。問題は読む前にボタンが置かれていることです。

PROPOSAL

4つのご提案

A・Bはどちらか一方で構いません

PROPOSAL Aいちばんのおすすめ

最初の画面のボタンを「内容を見る」に変える

録画の4人全員が、10〜23秒・スクロールなしでボタンを押していた
最初の画面のボタンはページの中身へ案内し、申込ページへは内容と金額を読んだあとのボタンから進んでいただく

いまの「申し込みはこちら」は、読む前の方にとっては「詳しく見る」ボタンとして機能しています。そこで文言を実態に合わせ、行き先をページの中身に変えます。あわせて金額と枠をその場に出し、押す前に判断材料が揃うようにします。

申込ページへの入口は、これまでどおり受講についての下ページのいちばん下の2か所に残ります。内容と金額を読んだ方だけが申込ページに進む形になります。

現状
現状の最初の画面
「申し込みはこちら」。金額の記載はありません。
ご提案
ボタンを内容を見るに変えた案
「この日の内容を見る」+金額と枠を明記した例。
作業時間の目安:1時間ボタンを押す人数は減ります申し込みの質は上がる見込みです

※ ボタンを押す人数(今の27人)は確実に減ります。ただしいま減らしたいのは「押したけれど申し込まない方」ですので、これは意図した変化です。

PROPOSAL B

ボタンはそのままに、金額だけ最初の画面に出す

参加費は90%地点にあり、上のボタンを押した方は金額を見ていない
ボタンの下に「12,800円(税込)/リアル枠・オンライン枠・アーカイブ枠」を1行足す

Aより控えめな案です。ボタンの文言も行き先も変えず、金額だけを押す前に見えるようにします。「思っていたのと違った」で離れる方を減らせます。今のページの見た目をほとんど変えたくない場合は、こちらをお選びください。

現状
現状の最初の画面
金額は最後まで読まないと分かりません。
ご提案
金額を足した案
ボタンはそのまま。下に金額と枠を1行。
作業時間の目安:20分Aを選ばれる場合は不要です
PROPOSAL C

申し込みボタンの下に「お申し込みの流れ」を書く

申込ページに着いてから、入力項目と支払い方法をはじめて知ることになる
移動する前に、3つの手順と支払い方法を予告しておく

申込ページでは、お名前・ご連絡先の入力とクレジットカードでのお支払いが必要です。ここを移動前にお伝えしておくと、着いたときの「思っていたのと違う」がなくなります。手間そのものは変わりませんが、予告された手間は受け入れられやすくなります。

現状
現状の申込ボタンまわり
ボタンと定員のご案内のみ。
ご提案
お申し込みの流れを足した案
3つの手順と支払い方法を追記した例。
作業時間の目安:30分A・Bのどちらとも組み合わせられます

※ 申込ページには枠(リアル・オンライン・アーカイブ)を選ぶ欄がありません。どのようにご希望を把握されているか教えていただければ、その方法もここに書き添えます。

PROPOSAL D

申込ページ(MOSH)の表記を、告知ページとそろえる

告知ページと申込ページで、書かれている情報に差がある
開催地・リアル参加の内容・定員を、申込ページにも書き足す

こちらはKONAOさんの管理画面での作業になります。告知ページを見ずに申込ページへ直接来られた方にも、同じ情報が届くようになります。

項目告知ページ申込ページ
開催地大阪・天満/南森町「大阪」の記載なし
リアル参加の内容質疑応答・ワークの講評・懇親会の3つ懇親会のみ
定員定員に達し次第、受付終了記載なし
タイトル自分だけの言葉の作り方 in 大阪in 大阪 がない
作業時間の目安:30分KONAOさんの作業です

※ ご説明文のなかに変換ミス(「当時にの」→「当日の」)が1か所ございました。あわせてご確認ください。

今回は見送るほうがよいと考えたこと

  • 内容をさらに増やすこと。読み始めた方の残り方は良好で、内容そのものは十分に働いています。ここに足すと、かえって申込ページとの落差が広がります。
  • ページ全体の作り直し。119人・1件という規模では、良し悪しを判定できません。まずA〜Cのような小さく確かめられる変更から始めるほうが、次の判断材料が得られます。
YOUR REPLY

どれを進めるかお選びください

記号だけお返しいただければ大丈夫です

A
最初の画面のボタンを「内容を見る」に変えるいちばんのおすすめです(Bは不要になります)
B
ボタンはそのままに、金額だけ最初の画面に出す見た目をあまり変えたくない場合はこちら
C
申し込みボタンの下に「お申し込みの流れ」を書く枠のご希望をどう把握されているか教えてください
D
申込ページの表記を告知ページとそろえるKONAOさんの管理画面での作業になります
0
今回は見送る数字は引き続き記録しています。次の節目にまたご報告します
お返事の例 「AとCでお願いします。枠は連絡事項の欄に書いていただく運用です。Dは私のほうで直します。」

この資料の数字について

すべて実際の記録から取った数値です。対象は2026年8月15日〜8月23日の9日間、ページをご覧になった方119人・閲覧の記録90回分・録画の個別確認4件。推定や概算は含めていません。相場との比較に用いた目安のみ、一般的な水準として幅を持たせて記載しています。

変更を反映したあとは同じ物差しで測り直し、効果があったかどうかを2週間後にご報告できます。